2009年2月13日金曜日

抗サイトカイン療法

がんの悪液質は、血液中のサイトカインが高くなっているため、 このサイトカインが悪さをして進行がん患者のQOLを下げているのだと言うことは、 以前当サイトにも記したことですが、この事実を裏付ける記事が医学雑誌に載りました。
(日本医事新報 2007 No.4359 p49~52、p57~69)

 この記事は大変参考になりますので、是非一度読むことをお勧めします。
 がんの悪液質改善、抗がん剤治療後の副作用を抑えるには、サイトカインを抑制する必要があること、 そのために抗サイトカイン療法を行う事が必要となります。

 従い、改めて進行がん患者及び抗がん剤治療中の患者に、抗サイトカイン療法、 即ちレミケード、エンブレルの投与を呼びかけます。 一人でも多くの方に抗サイトカイン療法の恩恵がある事を期待します。

がん患者のあきらめない診察室 2008年5月28日