2013年7月にヤンセンファーマ㈱より承認申請が出されていたアビラテロン(ザイティガ)ですが、本日(2014年7月4日)付で、去勢抵抗性前立腺がんの治療剤「ザイティガ®錠250mg(アビラテロン酢酸エステル)」として、製造販売承認を取得したというニュースが流れてきました。
使用のタイミングとしては「化学療法後」と明記されていないので、「化学療法前」でも使えるものと思われます。
アビラテロンはアンドロゲン合成酵素であるCYP17を選択的に阻害することで抗腫瘍効果を示すCYP17阻害剤で、プレドニゾロンと併用し、通常は1日1回1,000mgを空腹時に経口投与する。
昔より承認が早くなったという声も聞きますが。2014年1月現在、アビラテロンは世界87カ国で承認されているので、相変わらず薬の承認では後進国と言われてしかたがないでしょう。