2009年3月18日水曜日

慢性骨髄性白血病に新薬2剤(ニロチニブ、ダサチニブ)

イマチニブ抵抗性の慢性骨髄性白血病(CML)に対する新薬2剤が、2009年3月相次いで発売された。

ニロチニブ(商品名:タシグナ・・・ノバルティスファーマ)は、経口投与可能な新規チロシンキナーゼ阻害剤。
対象疾患はイマチニブ抵抗性の慢性期または移行期の慢性骨髄性白血病。
国内フェーズ2試験では、イマチニブ抵抗性のCML患者の100%で血液学的完全寛解、69%に細胞遺伝学的完全寛解が得られた。

ダサチニブ(商品名:スプリセル・・・ブリストルマイヤーズ)も経口投与製剤で、5種類のチロシンキナーゼ/キナーゼファミリーに対する阻害剤。
対象疾患は慢性期、移行期、急性期のイマチニブ抵抗性慢性骨髄性白血病と
再発または難治性のフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病。