マイアミ大学とフォックスチェイスがんセンター(ペンシルバニア)の研究によると、
前立腺癌のα/β比(癌種ごとに至適線量を決定するパラメータ)は従来考えられているよりもっと高くて、
1回の照射線量を増やすかわりに、照射期間を短縮することを考慮すべきだという。
5週間(2.7Gyx26日=総量70.2Gy・・・生物学的等価線量では84.4Gy)で行う前立腺癌の短期・高線量照射は、
7.5週(2.0Gyx38日=76Gy総量)で行う従来の標準照射と、再発リスクや副作用に大差がないことが判明した。
放射線療法を短期に終えることは、患者にとっても好ましいことで、今後、もっと考慮の余地がある。