2009年3月9日月曜日

フィナステリド(プロペシア)は前立腺がんを予防する

ASCO(米国臨床腫瘍学会)とAUA(米国泌尿器科学会)は、
「前立腺がんの発症リスクを減らすため、フィナステリドの使用を主治医と相談することを勧める」
という内容を、新しいガイドラインに盛り込むことを決定。
ASCOはこれらの薬剤の服用に関する、リスクとベネフィットについて、図表を用いた説明書(意思決定ツール)を発表した。
ガイドラインの全容は、3月発行の学会誌(Journal of Clinical Oncology/ The Journal of Urology)に掲載予定。

注:フィナステリドは、5αリダクターゼの活動を阻害する男性型脱毛症(AGA)治療薬の成分のひとつで、
本来は前立腺肥大の治療および緩和に使用されている薬として、
米国メルク社から「プロスカー」という商標名で発売されていたが、
AGAの治療薬としての効果に注目があつまり、世界50カ国で発売中。
日本では、飲む育毛剤「プロペシア」という商品名で万有製薬から発売中。